ゆたんぽすたいる

好きな事を書きなぐる場所。

言葉の表と裏。

数週間前にNHKカルチャーのツイッターを見て「うぉぁぁぁぁ(叫ぶ)、これ聴きたい!東京?行ってやるー!」と即決申し込みした講座がありました。今回はそのレポートと感想を書きます。

 

鳥海アナのフィギュアスケート ピョンチャン報告〜羽生結弦の滑りの真髄を語る〜

 

NHKカルチャーでのアナウンサー関連の講座…ニュースなどの番組現場の裏側とか世間的に知名度が高いアナウンサーが語る系の講座が大半というイメージ。で、今回。スポーツ中継の現場の実況アナウンサーが現場を語る講座!!しかも、あの鳥海アナが!!っていう2つの驚きがあって、東京開催でしたが申し込みました。

その前に鳥海アナウンサーって誰?って話。

鳥海貴樹アナウンサーとは→Jリーグ、日本代表戦などのサッカー、ウィンブルドンや全豪などのテニス、そして今回の講座表題にもあるフィギュアスケート実況をするスポーツ実況アナウンサーです(と簡単に説明してみました)。

 

当日。100人前後いたような気がします。殆どがフィギュアスケート観戦しているフィギュアスケートファン、中には平昌で現地観戦された方もいらっしゃいました。

簡単な内容と感想…の前に、当日の鳥海氏。黒スーツにピンクのネクタイという姿でした。

今度こそ記述できる範囲での内容、ざっとした流れ。

自己紹介で様々な実況で国内だったり海外に行かれた時の写真、平昌オリンピックのフィギュアスケート中継映像を交えて沢山の裏話がありました(ノート4ページ分メモしていた)。ちなみに、この講座の1週間前までテニスのATPツアー実況でアメリカに出張されてまして(平昌オリンピック終了後から1ヶ月も!)、この日の朝に講座で話す内容が完成したそうです。

 

感想。

フィギュアスケート実況に関わってる20年のベテランでも、常にプレッシャーと戦っている。限られた時間での取材から、実況のコメントをしている(取材から得たキーワードから、最初のジャンプが成功した時失敗したときのシュミレーションをしてる、なるべくプラス要素になるような実況を心掛けて)。中には批判覚悟のコメントもあるが、そのコメントにも取材を通して見た現実があるから言えるんだなと。

アナウンサー27年やってるけど、満足する実況はない。今回の実況も新聞記事になってるけど反省点はいっぱいあるそうです(4年後、もし中継に関われたらリベンジしたいそうです)。

この講座を聴き終わった時。心を動かす言葉の裏には実態があるもので、言葉を発した者が見たもの感じたという事実があるからこそ、聴いた者の心に響いているんだなと帰りの新幹線の中で4ページ分の書き殴ったメモを見ていました。

講座の事を思い出しながら、他の実況アナウンサーの実況を聞いてみようと思います。また違った感覚を持つことになるかな?(フィギュア以外のスポーツ実況の裏側も気になりますが)

 

最後に。もしサッカーW杯ロシア大会に現地実況行かれたら、帰国後に報告会やってください。聴きたい人、ここにいますから!!

 

謎の念押し。